知らないうちに集まってしまったビンテージ露出計たち

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銀塩クラシックカメラの収集の過程で、入手したカメラの本体に外付けしてあったり、単独露出計がおまけとして付属していたりして、昔の露出計が自然と手元に集まるようになりました。
その多くは光学式やセレン式の旧態然とした露出計たちでしたが、半世紀を経過した製品は経年劣化などでまともに機能するものは殆ど無く、たとえ機能したとしても現代のものに比べれば性能的に大きく劣ることもあって、敢えてこれらの古い露出計を使う機会がないまま、長きに渡って放置してきました。
その数は100を超え、あまりに程度の悪いものは廃棄処分したりして整理してきましたが、それでも現在手元には50個ほどのビンテージ露出計が残っています。

しかし、今、あらためてこれら露出計をよくよく見てみると、これがなかなかに魅力的で面白いことに気づきました。
露出の計測という唯一の目的に対し、個々の機体は、その形・デザインといい、ボディ素材といい、表示方式といい、使い勝手といい、本当に様々なバリエーションがあり、これほど個性に満ちた工業製品は他にはないのではと思うくらいです。
なかには、「エッ、これが露出計?」というユニークな形状のものがあったり、「どうやって使えばよいのか皆目見当もつかない!!」という機体もあります。また、見るからに手間とコストをかけた手作り感いっぱいのもので、最早、現代では二度と再現できないだろうな、と思わせる製品もいくつか見受けられます。

銀塩カメラと同様、多分あと何年かすれば存在そのものが忘れ去られる運命にある古い露出計たちですが、それだからこそ、私が死蔵していつの間にかどこかに逸失してしまう前に、記録として残しておこうと思います。
以下では、そのようなおもしろビンテージ露出計のいくつかをご紹介しましょう。

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WERRALUX-y01

Bertram CHROLON-y01

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