総合4位 Leica II

使い込むほどに味が出る、エナメル黒ライカ

6976-00

【上の写真をクリックすると機体各部の詳細写真、拡大写真をご覧いただけます。

■スペック

【カメラボディ】
○モデル: Ernst Leitz Wetzlar Leica II
○生産国 (生産年): ドイツ (1932年)
○シリアル#: 85473
○形式: 35mm RF Camera
○シャッター:  Z 20 30 40 60 100 200 500
○ファインダー: VF RF 独立2ファインダー
○内蔵距離計: 連動式
○内蔵露出計: なし
○ボディサイズ: 137 x 66 x 35 mm
○重量: 400g (Body)
○仕上げ: ブラックエナメル/ニッケルメッキ

【レンズ】
○レンズ: Leitz Elmar 5cm F3.5
○距離表示: 1.25-∞ mtr (メートル)
○絞り表示: f3.5/4.5/6.3/9/12.5/18
○仕上げ: ニッケルメッキ

【付属品】
○スプール: ライツ純正品
○レンズキャップ: 純正 初期クローム仕上げ
○フィルター: 純正 モノクロ用 Gr 被せ式 (赤箱入り)
○フィルム・カセット: 純正 金属製 FILCA (ケース入り)
○カメラケース: 純正 本革製ハードケース

■解説

ライカについては、バルナック、M型ともいろんなモデルを集め使用してきましたが、その中で、だんだん自分の好みといったものが固まってきました。
上の写真は、そのような私の好みを代表する、ライカ II ボディにライツ・エルマー50ミリレンズを組み合わせたものです。

この機体ボディは1932年製のブラックペイント仕上げ、ノブ類はニッケル・メッキ仕様です。また、レンズは、ボディと同時期の製品で、美しいニッケル仕上げ鏡胴モデルです。
バルナック・ライカには個性と魅力溢れる様々なバリエーションがありますが、仮に、この中からどれか一つだけ選べと云われたとしたら、私なら迷わず戦前のブラックペイント仕上げでニッケル・メッキ仕様のライカ II/III 型に票を入れます。
これら戦前モデルは、まるで鏡面を思わせる美しいブラック・エナメルペイント処理がなされ、また、ボディのノブ・ダイアル類やレンズ鏡胴部には上品なゴールドの輝きのニッケル・メッキが施されています。 また、ライカ・ロゴやシリアルナンバーなどに施されている象眼文字処理はまさに職人技で、『工芸品』といっても過言ではない出来映えです。

この頃のライカは、現代ではもはや望み得ない丁寧な作りと美しい仕上げが特徴であり、出品の本機を見ても、そのことを強く感じさせられます。
趣味が良く、高性能で、飽きが来ない、黙っていても持ち手のセンスが自然と伝わってくるカメラ・・・・・・・・・、そんな希有な存在がこの” Black Leica II + Nickel Elmar “と思います。

上の写真では、カメラボディ/レンズの他、さらに、レンズキャップ、コントラスト・フィルター、フィルム・カセット、本革製カメラケースをセットしています。
このうち、レンズキャップは、初期型クロームメッキのレアもの、また、フィルム・カセットについては、長尺35ミリ・フィルムを短くカットして利用していた時代のレアものです。

コメントをどうぞ