Leitz / Leica FODIS

■Leitz / Leica FODIS

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■スペック

○モデル名 : Leitz FODIS
○シリアル# : 5190
○距離表示 : Feet
○距離目盛り : 3 4 5 6 7 8 10 12 15 20 30 50 100 ∞
○サイズ : 105 x 22 x 17 mm、 重さ 65g
○付属品 : 専用革ケース

■解説

・ライカが連動距離計をカメラに組み込んだのは1932年の II 型が最初となります。その前のライカ I 型(A)の時代には、距離合わせをするときはアクセサリシューに取り付ける単独距離計を用いていました。
・ライカ用にライツ社は、3種の単独距離計を販売しています。(モデル名は、FODIS、FOFER、FOKOS)
掲載の品は、その最初のモデルにあたる 『FODIS』 で、1920年代後半から1930年代にかけての製品と思われます。
・使い方としては、距離計をアクセサリシューに縦に取り付け、カメラ本体のビューファインダーのすぐ横に位置する FODIS のレンジファインダーの窓を覗きながら距離ダイアルでピントの合う距離を求めます。非連動式ですから読みとった距離をカメラ本体に手動でセットするという少々面倒な手順です。
長い基線長のおかげで、かなり精密な距離測定を可能にしています。
・FODISのつくりは工芸品を思わせる素晴らしいもので、金属表面にはエナメルが丁寧に塗り込まれ美しく滑らかな鏡面仕上げとなっています。また、距離ダイアルは上質のクロームメッキが施され、距離表示数字が一つ一つ彫り込まれています。
精密感、高級感溢れるつくりは、さすがライツ社の製品と思わせます。
・現代のカメラは今や距離計が内蔵されているのは当たり前ですが、当時は距離計を別に持つと云うことはかなりのステイタスだったのではないでしょうか。
・FODISはライカ用に開発されましたが、アクセサリーシューを持つカメラであれば、どのカメラにでも簡単に取り付け、取り外しが可能です。
・高い品質の FODIS は、数十年を経た現在でも実用品としてしっかりと機能するだけでなく、優れたデザイン、美しい仕上げなどは、今の時代では得ようとしてもなかなか得られない貴重な製品といえましょう。特にライカファンには、必須のコレクション・アイテムの一つとして手元に置いておきたい一品でしょう。

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