■Leitz 35mm View Finder “SBLOO”
■スペック
・モデル: Ernst Leitz Wetzlar 3.5cm View Finder ・ライカコード: SBLOO ・サイズ: (開口部)30x22mm、(全長)29mm、(接眼部径)21mm ・重量: 50g ・仕上げ: クロームメッキ ・視野枠: ブライトフレーム、パララックス補正破線入り ・バージョン: 前期タイプ ・製造時期: 1951年頃
■解説
ライカの単独ファインダーは、その作りの良さと精密感で人気のアクセサリーとなっていますが、その代表とも云えるのがここに掲載する “SBLOO”です。 SBLOOは、アクセサリー・シューに取り付けるタイプのライツ純正35ミリ・ビューファインダーで、その見え方は、実物より綺麗に見えるのではと錯覚するくらいに明るくクリアーで美しいものです。 一度でもこのファインダーを覗いたことがある方ならお分かりいただけると思いますが、このファインダーを通して見た世界はまさに感動モノと云えるでしょう。 また、視野枠は白いフレームがクッキリと浮かび上がり、近距離のパララックス補正は波線で表示されます。姿形は非常に洗練されていて、しかも、クロームメッキの仕上げは素晴らしいの一言です。 機能、デザインとも、過去つくられた全ての35ミリ・ファインダーの中で、間違いなくナンバー・ワンと云ってよいでしょう。 SBLOOには、前期バージョンと後期バージョンの2つがありますが、写真の機体は前期バージョンとなります。 この前期バージョンは、アクセサリーシューの取り付け部が波形で、接眼部には “3.5cm” と焦点距離が彫り込まれています。また、ライツのロゴは台形の中に配置されたデザイン的にも大変美しいものです。各所に、手間をかけ、こだわりを持ってつくられた様子を読みとることが出来ます。 人それぞれ好みはありましょうが、どちらかと問われれば、私は躊躇なくこの前期型を選びます。