こんにちは、はじめまして 管理人のViennaMagicです。
銀塩フィルム・クラシックカメラは、カメラ機能・性能や使い勝手の面でいまやデジカメに完全に主役の座をゆずり、一部の愛好家の趣味の対象としてのみ語られるだけの存在になりつつあります。
残念なことですが、そのうちクラカメは美術館での展示品や教科書・文献などでのみ知ることのできるカメラとなり、やがて人々の記憶から徐々に消え去る運命にあるといってよいでしょう。
管理人は、2000年代のはじめ、ひょんなことからクラシックカメラの世界を知ることになり、それ以降10年にわたってクラカメと深く関わった生活をしてきました。
もともとカメラ業界の人間でもなく、また、趣味でもそれまでカメラの事をあまり意識したことのないごくふつうの人間にとって、クラカメと生活を共にしたこの10年は、とても充実し幸せな期間でした。
このWEBサイトでは、こういった管理人の過去の経験を語るとともに、数多くのクラカメに実際に触 れ、使い、愛でた、その体験をもとに、クラカメの素晴らしさをお伝えしたいと思います。また、機体写真データをはじめ過去蓄積してきた数々のクラカメ情報 をご活用いただけるよう、ライブラリーを作成しました。
本ブログは、次の3つのセクターからなる三部構成となっています。
どのセクターからお読みいただいても、それぞれ独立してご利用いただけるよう編集しました。
【第一部】私のクラカメ遍歴
管理人がはじめてクラカメを知った時から、趣味が高じて600機を超えるクラカメを所有することになった経緯、ま た、それに伴うカメラ維持や 資金の苦労、オークション出品による事態の打開、クラカメと触れ合うことで変化した生活などについてまとめました。内容としては、管理人にとってのクラカ メ回顧録的な記事ではありますが、クラカメに興味を持つ(あるいは、過去興味を持っていた)方々にとっても、それぞれご自身の体験との比較において面白く 読んでいただければ嬉しく思います。
【第二部】素晴らしきクラカメの世界
管理人が集めた数百のクラカメは、基本的にはすべて日常生活や旅行などで実際に使い込んできたものばかりです。殆どすべてのケースで、自ら撮影し、フィルムを現像し、関連情報を集め、機体ごとのデータベースをつくってきました。
こんな過去の体験を通して得た自分なりの結論を、皆さんにご披露・ご紹介したいと思います。
- 私が選んだクラカメBEST10
- 厳選お勧めレンズ(標準13,広角4)
- 厳選アクセサリー(ファインダー、距離計、露出計、フード類)
- おもしろビンテージ露出計
個人的な好みをベースにした記事ですので、人によって見方や評価がわかれるのは当然のこととは思いますが、クラカメ選びの一つの参考資料としてご活用いただければ幸いです。
【第三部】クラカメ・コレクション Libraly
管理人が蒐集したクラカメ機体は、機体一つひとつについて全体像及び機体各部の細部撮影を行い、記録として残すよう努めてきました。
約 10年間に渡ってコツコツと撮り溜めた機体事例は、現時点で数えてみると654事例に至っています。各事例には、平均して10枚程度の機体各部の細部写真と、そ の機体で撮影したサンプル写真数枚で構成されていますので、これまでに蓄積された事例の総写真枚数は10,000枚くらいにはなろうかと思います。
当初は、メモ代わりの自分の記録用として軽い気持ちで始めた機体撮影でしたが、クラカメ機体写真がこれだけの数集まってくるにつれ、自分だけの情報にとどめておくのは勿体無いと考えるようになりました。
ここでは、できるだけ多くの方が利用できるよう、統一したフォーマットのもとで、
- カメラ分類別(35mm蛇腹/35mmレンジファインダー/35mm一眼レフ/中判/その他)
- カメラメーカー別
- カメラ機種別
- 機種バリエーション別
に、各クラカメ機体の写真ライブラリーを再編成しました。
既存の出版物やWEBサイトでも、これだけの数の個々の機体情報を写真ライブラリーとして統一的にまとめた事例はあまり見かけないと思います。掲載カメラは、若干偏りはあるものの、クラカメ分野全般をカバーできているのではと思います。
歴史から忘れられつつある銀塩クラカメの『WEB大全』として、クラカメを愛する皆さんに、ご利用いただければ幸いです。